わかりやすい日本語を書くために
同音異義語
音読みが同じで意味が違う「同音異義語」と、訓読みが同じで意味が違う「同訓異義語」があります。ともに、パソコンを使う機会が多くなったことで、書き分け・使い分けの間違いが増えています。たとえば、

手をふく

という文章からどのような状況を想像するのでしょうか?
拭く
吹く
どちらとも受け取れます。このような誤解を発生させないためにも、同音異義語の使い分けをしっかり行う必要があります。しかし、同音異義語と簡単に判断できるものはそれほど問題はないのですが、同訓異字となるとどちらを使うのかの判断は書き手のセンスに委ねることになります。「寂しい」と「淋しい」、「分かる」と「判る」などがこの同訓異字に該当します。

以下に代表的な同音異義語を紹介します。

ひらがな書き 漢字書き 備 考
かいてい 改訂 修正(誤りを改める)
改定 改正(決まりを変える)
かいとう 回答 質問に対する返事
解答 問題に対する答え
かいほう 開放 開け放す
解放 自由にする
かてい 過程 経過、進行の段階
課程 教育、研修の程度、順序
かねつ 加熱 熱を加える
過熱 熱しすぎる
きじゅん 基準 判断の基礎となる標準
規準 判断や行動の手本
けいたい 形態 ありさま
形体 形状
さいしょう 最小 もっとも小さい
最少 もっとも少ない
さくせい 作成 書類や文章を作る場合
作製 機械や道具を使って物や図面を作る(製作)
しんどう 振動 機械がふれ動く
震動 建物などが震える
せいけい 成形 形をつくる
成型 型にはめて形を作る
整形 形を正しく整える
せいさく 製作 手や道具を使って品物を作る
制作 芸術(絵画、彫刻など)、映画、演劇、放送
たいしょう 対象 目標
対称 つりあう
対照 比べ合わせる
たいしん 耐震 震動に耐える
対震 震動に備える
ていい 低位低い位置
定位一定の位置
ていおん 低温 低い温度
定温 一定の温度
ひょうき 表記 書き表す
標記 文書の表題などを示す
ひょうじ 表示 はっきり示すこと
標示 目印
へいき 併記 書き添える
並記 並べて書く
へいこう 並行 並んで行く、同時に行う
平行 交わらない
平衡 つりあう
ほそく 補足 補うこと
補則 規則の追加
ようけん 用件 用事
要件 必要な条件