わかりやすい日本語を書くために
送りがなのルール

本則(1)

単独の語

1 活用のある語

▼通則1
本則 活用のある語(通則2を適用する語を除く。)は、活用語尾を送る。
〔例〕 憤る 承る 書く 実る 催す 生きる 陥れる 考える 助ける 荒い 潔い 賢い 濃い
例外
(1) 語幹が「し」で終わる形容詞は、「し」から送る。
〔例〕 著しい 惜しい 悔しい 恋しい 珍しい
(2) 活用語尾の前に「か」、「やか」、「らか」を含む形容動詞は、その音節から送る。
〔例〕 暖かだ 細かだ 静かだ 穏やかだ 健やかだ 和やかだ 明らかだ 平らかだ 滑らかだ 柔らかだ
(3) 次の語は、次に示すように送る。
〔例〕明らむ 味わう 哀れむ 慈しむ 教わる 脅かす(おどかす)脅かす(おびやかす) 食らう 異なる 逆らう 捕まる 群がる 和らぐ 揺する 明るい 危ない 危うい 大きい 少ない 小さい 冷たい 平たい
新ただ 同じだ 盛んだ 平らだ 懇ろだ 惨めだ 哀れだ 幸いだ 幸せだ 巧みだ

許容 次の語は、(  )の中に示すように、活用語尾の前の音節から送ることができる。
表す(表わす) 著す(著わす) 現れる(現われる) 行う(行なう) 断る(断わる) 賜る(賜わる)

(注意)  語幹と活用語尾との区別がつかない動詞は、例えば、「着る」、「寝る」、「来る」などのように送る。

▼通則2
本則 活用語尾以外の部分に他の語を含む語は、含まれている語の送り仮名の付け方によって送る。(含まれている語を〔 〕の中に示す。)
(1) 動詞の活用形又はそれに準ずるものを含むもの。
動かす〔動く〕 照らす〔照る〕語らう〔語る〕 計らう〔計る〕 向かう〔向く〕浮かぶ〔浮く〕生まれる〔生む〕 押さえる〔押す〕 捕らえる〔捕る〕勇ましい〔勇む〕 輝かしい〔輝く〕喜ばしい〔喜ぶ〕晴れやかだ〔晴れる〕及ぼす〔及ぶ〕 積もる〔積む〕聞こえる〔聞く〕頼もしい〔頼む〕起こる〔起きる〕落とす〔落ちる〕暮らす〔暮れる〕 冷やす〔冷える〕当たる〔当てる〕 終わる〔終える〕 変わる〔変える〕集まる〔集める〕 定まる〔定める〕 連なる〔連ねる〕交わる〔交える〕混ざる・混じる〔混ぜる〕恐ろしい〔恐れる〕

(2) 形容詞・形容動詞の語幹を含むもの。
重んずる〔重い〕 若やぐ〔若い〕怪しむ〔怪しい) 悲しむ〔悲しい〕苦しがる〔苦しい〕確かめる〔確かだ〕重たい〔重い〕 憎らしい〔憎い〕 古めかしい〔古い〕細かい〔細かだ〕 柔らかい〔柔らかだ〕清らかだ〔清い) 高らかだ〔高い〕 寂しげだ〔寂しい〕
(3) 名詞を含むもの。
汗ばむ〔汗〕 先んずる〔先〕 春めく〔春〕男らしい〔男) 後ろめたい〔後ろ〕

許容  読み間違えるおそれのない場合は、活用語尾以外の部分について、次の( )の中に示すように、送り仮名を省くことができる。
例〕 浮かぶ〔浮ぶ〕 生まれる〔生れる〕 押さえる〔押える〕捕らえる〔捕える〕 晴れやかだ〔晴やかだ〕積もる〔積る〕 聞こえる〔聞える〕起こる〔起る〕 落とす〔落す〕 暮らす〔暮す〕 当たる〔当る〕終わる〔終る〕 変わる〔変る〕

(注意)  次の語は、それぞれ〔 〕の中に示す語を含むものとは考えず、通 則1によるものとする。
明るい〔明ける〕 荒い〔荒れる〕 悔しい〔悔いる〕 恋しい〔恋う〕



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